つげぐしはつげという木からできています。
つげは、はんこや、そろばんの玉、将棋のこま、昔は象牙の代用品として、ピアノの白鍵に使われた事もあります。
特に鹿児島で生産される『さつまつげ』は、つげの中でも特に硬く粘りもあり、加工しやすい木として珍重されてきました。 |
写真の櫛は、仕上げ用に使う『セット櫛』というものです。
柄(手で持つところ)と、歯(とかす所)の部分が貼り合わせてあり、2つの木から作られておりますが、「この型で1つの木から作られたくしがないか?」とよく質問されます。
木材には、木目というものがあり、強度的に縦方向に強ければ横方向に弱いという特性があります。
ベニヤ板は、この木材の弱点をカバーする為に、横方向に縦方向を貼り合わせ、両方向に強い合板に加工された木材です。
同じ構造で作られた物が、このセット櫛で、丈夫な櫛を作るためにわざと木目方向を、直角になるよう貼り合わせて作ったものです。
木の櫛すべてに共通の注意点として、特にこの櫛は接着剤でつないであるので、水やお湯で洗うとよくありません。水で洗うと、櫛がそったり、割れたりする原因となります。
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