昔から京都では,御所を中心とした考えが、私たちの生活の中にしっかりととけ込んでいます。例えば、お雛様の男雛、高砂人形(尉と姥)も男が向かって右に飾ります。これは御所の紫宸殿に立ったとき向かって右側に朝陽が当たるためで、また雛人形の桜や橘も御所に合わせているため他所の地方とは反対に並んでいます。これ以外にも御所に向かって右が左京区、左が右京区とこんなところにも京都らしさが感じられます。
ちなみに表書きも“御香奠”とは書かず“御佛前”と書くのが京都式です。またお祝い袋の“のし”は目出度いときにつけると一般的に思われていますが、本来“熨斗(のし)”は鮑貝の肉を長くのばしたもので"延命"に通ずるもので、古来より長生不死の妙薬としても珍重されてきました。
以上のようにほんのごくごく一部ですが京都にはこれ以外にも数え切れないほどの色々なしきたりやこだわりがありますが、そのしきたりやこだわりがあるからこそ、スムーズに事が運ばれていることをわかっている人は少ないと思います。なぜならみんながみんな好き勝手な事をすることは逆にみんなに迷いが生じる結果となり表面的には堅苦しく思えるこの京都のしきたりや作法がポイントさえおさえる事によって以外と楽なマニュアルになったりするのです。
パッサージュなやまち5番街内
電話 (075) 623-0505
FAX (075) 623-0506