現在、男性女性とも愛用し、仕事に遊びに、スポーツに、もはや重要なポジションをもつバッグ。その歴史をさかのぼってみると…。
紀元前9世紀のころ、古代アッシリアの有翼神像が、外観が現代のハンドバッグそっくりのものを持っていたのが始まりとされています。
中世のころになると、現在も女性たちが斜めにかけて楽しんでいるポシェットそっくりのバッグが登場。ポシェットとは、フランス語で「ポケット」という意味ですが、中世の頃はひもがついていて、それを腰のベルトにつるしていました。主にお金を入れるその名はオモニエール。当時の貴族やその婦人に愛用されていました。
ルネッサンス期に入って、男性の服にポケットがつくようになったため、男性はバッグを持ち歩かなくなりました。
20世紀前半、アンリ十二世の妃カトリーヌ・メディチはイタリアからパラソル、酒類、シャーベット、フォークなどをフランスへ持ち込み、また香水工場までもつくってしまいました。その頃から香水をハンドバッグの中に入れて持ち歩くようになりました。
また、フランス革命以後、これまでのゴージャスな服装に比べて、簡単なドレスというような服装が主流となったため、ポケットがつけられなくて手にハンドバッグをもつようになりました。その時の袋の名前は「INDISPENSABLE」(インディスペンサブル)、つまり「欠くことのできないもの」と呼ばれていました。お金を持ち歩くという必要から、自然と袋物に入れて持つという考えが生まれたようです。 |
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