プロフィール

京都には「お香の専門店」が何軒もありますが、豊田愛山堂は、ちょっと変わった経歴のあるお店です。
江戸時代には、江戸の浄土宗大本山　増上寺（東京タワーの近く、芝公園にあります。）に仕える「寺侍」でしたが、
後に、「大経師」という、浄土宗のお経の本を作る仕事をいただくようになりました。
そして、増上寺から京都の＜浄土宗総本山　知恩院＞に入られ、ご法主になられた福田行誡上人という方について、
一緒に江戸から京都にやって参りました。
その後は知恩院さまにお仕えして、門前に家を構え、浄土宗のお経の本を作らせていただいておりました。
この仕事は今でも当店の一番大切な仕事として、守り継いでおります。
また、同時に、お寺でお使いになるいろいろなものもご用意させていただくようになり、お線香やお香なども作るように
なりました。
つまり、当店のお線香やお香は、仏さまにお供えするものから始っているのです。
あわただしい日常の中で、心穏やかなひとときを、やさしい香りとともに過ごしていただけると幸いです。