抹茶と諸道具の入荷状況について
掲載日:2026/01/01 00:00
抹茶と諸道具の入荷状況について
現在、以前では当たり前のように入荷出来た物も中々手に入りにくい時代となっております。下記は一部の例で、ほとんどの商品が思いもよらず、時間がかかったり製造中止になっていることも増えております。ご注文後にご用意ができず、ご無理を言わせて頂く事がございますが、どうぞご理解下さいませ。
時世柄、各種消耗品は秋の茶会~初釜など長期品切れするお品が増えております。御茶会などが決まっている場合は余裕を以ってのご用意が必要不可欠となってきております。
昨今様々なジャンルにおいて高齢化や生計が伴わず仕事を辞められる職人さんが増えてきております。
〇 焼き物
メーカーの製造において、リーズナブルな陶磁器(水指・建水・鉢・花入・灰器・他全般)などは縮小傾向です。茶碗(平・筒・小振・変形)などは下地が出来ないものが増えており、今後一層の値上がりと種類の大幅激減が予想されます。世界情勢の流れによって絵具などの材料が高騰している為、全体的に値上がり傾向です。「陶芸」は職方の多い業種と考えておりましたが、時代の流れと共に生計が合わず辞めていかれる方も増えているように感じます。
〇 山政小山園の抹茶
現在、入手困難です。山政さんの抹茶が世界的な需要の拡大に伴い、現在メーカーが受注停止となっております。無期限未定ですが、流通が正常化されましたら販売を再開させて頂きます。2025年8月より大幅値上がりいたしましたが、今後も上がる可能性もあるそうです。高価な銘柄は製造が困難だそうで、製造停止となっております。
〇 茶筌と竹製品
竹の不作に伴い、入手困難です。空前の抹茶ブームに伴い茶筌が売れております。当社の取り扱う茶筌は竹を油抜きして長い年月(半年以上、柄を回して干す)仕込んだもので製作しております。現在その資材の調達が難しく茶筌師が使える材を求めて県外まで調査しております。また、1人の職人が1日4本程度の製作が限界だそうです。需要の拡大で供給が追い付きません。今後は入荷に長い時間がかかる事や入手困難が予測されます。その他、茶筌師が片手間で製作する柄杓、茶杓などの竹製品も入荷に時間がかかっております。
〇 繊維製品
度重なる世界情勢により、原材料の入手が難しくなってきております。帛紗などの白生地が希少な事、仕立職人の大幅減少に伴い在庫切れの際は長期お時間頂く場合がございます。また、名物裂を織る織元も少なくなってきております。
〇 釜
茶道隆盛期を支えたリーズナブルな茶釜は菊地政光氏を最後に全てのメーカーが廃業いたしました。現在残るのは高級作家のみとなりました。
〇 金物製品
釘や炭点前道具などの金物類は生産数が減っている為、欠品の際は再入荷に長期のお時間がかかります。茶室を作られる場合などはお早めにご用意される方が良いです。
〇 炭
度重なる値上がりと仕入が困難な為、在庫限りで炭の取扱は終了(もしくは状況に応じて大幅な縮小)予定です。
〇 楽焼(昭楽)の御道具
現在、少人数で製作しているそうです。多岐に渡って入荷には長期にお時間がかかります。楽系の作品のシェアの大部分を担っておりましたが多くの種類の作品が製造停止にとなっております。廉価版の松楽窯も売切の際は再入荷に長期のお時間がかかっております。
〇 漆器
製造には長期の時間がかかっております。職人の廃業や材料がなく廃盤商品が増えていくかと思います。原材料の高騰により木製品は勿論、樹脂製品(石油等)も著しく値上がり傾向です。
〇 掛軸
表装代の値上がりなど、全体的に価格が上がっております。
※ 以前に比べ、多岐にわたって入手が難化しております。主な理由として、職人不足と長年かけて準備した材料が枯渇しているそうです。また生産ロットの減少で予告なく値上がりするものも多いです。


