プロフィール
「あぶら取紙」知る人は此処!
店名の 左り馬(ひだりうま)は、神社の絵馬に描かれたり、「馬は左に倒れない」などと言われる縁起のよい言葉です。
左り馬は、明治5年に誕生した京都・新京極の地に、明治30年代に小間物・メリヤスなどを取り扱う店として誕生しました。
当時の新京極は、寄席や芝居小屋の建ち並ぶ京都最大の歓楽街で、昭和30年代までは実演と称し、多くの著名な芸能人が新京極の劇場に出演しておりました。
戦後、化粧品の扱いを拡げた左り馬は、撮影所の役者さんを含め多くの芸能人の皆様からご用達いただき、今日に至っております。
新京極の左り馬では、京都みやげとしても人気のあぶら取紙(あぶらとりがみ)の他、口紅おさえ紙など京都らしさを感じるオリジナル商品、左り馬オリジナルブランドの化粧品(化粧水、クリームなど)、舞台用化粧品(三善など)、メーカー化粧品(資生堂、アルビオンなど)など、お客様の様々なニーズにお応えする商品を取り扱っております。
お化粧に関するお悩みにも、知識豊富なスタッフが丁寧にお応えいたします。
あぶら取紙(あぶらとりがみ)は、別名「ふろや紙」又は「貴紙」、「鳥金紙」と称して江戸時代から流行し始めました。
古書にも、「能く面の脂を取り、しかも浴したるごとく、故にふろや紙と言う」と記されております。
あぶらとり紙は、かつて京都で盛んであった映画の撮影所で使用されたことをきっかけに広く知られるようになっていきました。
映画の出現当初、長時間の撮影時には「照明の光量の加減でどうしても脂が浮いてしまう」という声が多く聞かれるようになり、そこで、メイクアップを長持ちさせる為、必要欠くべからざるものとして愛用され、1枚の大きさも現在の4倍ほどの大きなものでした。
その後、撮影所から役者衆・花柳界に広まり、携帯に便利な大きさとして現在のサイズとなり、一般の皆様にも広くご愛用いただいております。
左り馬の「あぶら取紙」の表紙のマークは、歌舞伎十八番のひとつ「暫(しばらく)」の隈取りをモチーフとしております。
これは、かつて新京極は映画だけでなく、「見世物~芝居~寄席~実演」のまちとしても栄え、芝居(歌舞伎)も身近に存在していたことに由来します。
現在の「MOVIX京都 (旧・松竹座)」の場所にあった「明治座」が花形歌舞伎のメッカだったそうです。
左り馬の「あぶら取紙」は、和紙ならではの肌ざわりと両面使える便利さ、そして何より油分の吸収性に優れており、お化粧直しに最適です。
女性の方だけでなく、男性の方にもご愛用いただいております。
定番のレギュラーサイズの他に、伝統的な製法で作られる上質な箔打紙、携帯に便利なかわいいミニサイズ、限定バージョンもあります。
舞妓さんや芸妓さんも愛用する京都らしい一品です。京都みやげやプレゼントにもとても喜ばれております。
左り馬 (ひだりうま)
〒604-8046 京都市中京区新京極通錦小路上ル東側町525
TEL:075-221-2221
営業時間:10:30~19:30
定休日:毎月第3木曜
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