ロマネスク(中世西ヨーロッパ)時代について
ロマネスク(中世西ヨーロッパ)
10世紀から12世紀の中世西ヨーロッパでは、東方の影響を受けながら独自の西欧文化を育んできました。
ロマネスクの中でも特に有名な服装はフード付きのクロークです。クロークは旅行服、奴隷の服、聖職者の服、巡礼用等と多数の人に着用されました。
その他にも、男性用の帽子としてはコイフ(coif)やキャロット(calotte)、貴婦人用の帽子としてトークなどが代表的でした。
coif(コイフ)
コイフは耳までぴったり包む頭巾のような帽子で、肩の手前までかぶるものから、あご紐などで止めるタイプなど、様々な形がありました。現在では修道女がベールの下にかぶる以外はあまり用いられていません。