帽子の歴史のページです。
世界の帽子の歴史
世界の帽子の歴史は紀元前までさかのぼります。
今日帽子と言われるものはどういった進化を遂げ今に至ったのかを時系列順に見ていきます。
帽子のはじまり、古代エジプト、古代ギリシャ時代
帽子の起源は古く、紀元前までさがのぼります。
紀元前4千年、エジプトの時代で、既に王様が王冠をかぶり、庶民は頭巾を被っていたことことが、遺跡調査でわかっています。 他にも、古代エジプトの人々は剃った頭にかつらをかぶるのを好み、このかつらは人間の毛髪や、亜麻、ヤシの繊維などでつくられ、蜜蝋で頭に固定していました。
古代ギリシャ時代には、小さなクラウンにブリムのついた「ペタソス」という名の帽子が誕生しています。一般的にはこの「ペタソス」が現代の帽子のルーツだと考えられています。ギリシャ時代にはこの他にもキャップ風のものやベレー風のものも登場しています。
この他にも古代ギリシャの女性たちは、麻のキトンの上にヒマチオンと呼ばれる暖かい大きなスカーフのようなものをまとい、戸外では小さな麦わら帽のような帽子をかぶることもあったようです。
(※)「ペタソス」:ストローやフェルト、革で作られた日除け用の帽子