天かす丼


どんなときに作りますか?

和食店に天麩羅というものは欠かせぬ料理です。
そして天麩羅を揚げると必ず出るのが天かす。
しかしこの天かす、「かす」と名が付いておりますが、色々なものに使えます。
うでんやそばに入れれば「ハイカラ」となりますし、味噌汁に入れても美味しいです。
またお好み焼きや蛸焼にも欠かせぬ材料です。

ですから「かす」とはあまりに無情な命名かと私は思っております。
そこで当店では天麩羅をたくさん揚げた時には必ずこの天かす丼を賄いにしております。


(用意の材料) 3人前

天かす1カップ(適当で結構です)
玉子4個
ねぎ2本
粉山椒お好みで
(3人前の調味料)
出汁250cc
みりん50cc
濃口醤油50cc
砂糖中さじ 1杯
味の素少々


(調理手順)
  1. ぎを細長に斜めに薄切りにしておき、玉子をボールに割っておきます。

  2. 調味料の分量を計り鍋にすべて入れて沸騰させます。

  3. 沸騰してきたら中火にし天かすを入れ、少々ふやけてくるまで煮込みます。

  4. 天かすが少々ふやけてきたらねぎを入れ約30秒ほどさらに煮込みます。

  5. 玉子の白身と黄身を大ざっぱに混ぜ合わせ[4]に溶き入れます。中心から外側へ渦巻状に溶き入れて下さい。

  6. 完全に火を通さず半熟状態で出来上がりです。お好みで粉山椒を振り掛けてお召し上がりください。

  7. (ポイント)
    天かす選びが大事かと思います。天麩羅を揚げた時に出る天かすと天かすだけを作るために作った天かすとは味わいが違います。
    天かすをお求めになるときは丸っこい天かすよりもとげとげしたような形のものがよいかと思います。


    河しげ  浅見礼蔵

    河しげ三条本店は昔ながらの京料理を手軽に味わえるお店です。
    繁華街の中にありながらホッと一息つける落ち着いた雰囲気にご好評を戴いております。

    また季節料理には旬の素材が重要です。
    旬の素材というものは味、栄養価にも優れ、もっとも新鮮で美味しくなります。

    河しげが仕入れる山海の旬素材は料理長自ら市場に出向き確かな五感で吟味したものですから、素材の良さには自信があります。
    そして手際よい調理人の腕さばきで、目も楽しませてくれるお料理へと仕上げます。

    営業時間
    昼11:30〜13:30 (要予約)
    夜16:00〜21:00
    八角弁当−−¥3300
    満月弁当−−¥5500
    ミニ会席−−¥7700〜¥11000
    おまかせ−−¥15000〜¥25000

    月曜日定休

    河しげ本店 →http://www2.ocn.ne.jp/~kawasige/