3月の料理 「簡単!おひたし三変化」




〜調理における求道のコツ・その弐〜

おはようございます!こんにちは!こんばんは!

求道料理人清水でございます。

一応読者の方々のお眼を通される時間帯にばらつきがあるかと思いまして、あいさつも三変化!(うまい!)
「おはこんばんちは」というのもおました・・・

今回はコツシリーズ第二段
ということで 「おひたし」
簡単に出来ておいしく野菜が食せるすぐれもの。
ちょっと一品という時のために一度の用意で三つの変化を可能にする求道流!是非チャレンジして下さい。


今回のおひたしの種類
1、ほうれん草と焼きお揚げのおひたし
2、春菊としめじの胡麻和え
3、菜の花のカラシ和え


それぞれの材料 4人分
1:ほうれん草と焼きお揚げのおひたし
ほうれん草1束
お揚げ半分
2:春菊としめじの胡麻和え
春菊1束
しめじ1パック
胡麻ペースト大さじ3杯
3:菜の花のカラシ和え
菜の花200g程度
ねりカラシ適量
共通の出汁(以後"旨出汁"と表記)
出汁1200cc
みりん100t
淡口醤油50cc
濃口醤油50cc
味の素少々

上記の分量を鍋に入れ沸騰させ、その後冷まします。
できれば大き目の鍋に水を張り、そこに出汁の入った鍋を浮かべ冷ますとベスト。
上記の分量は三種類のおひたしが作れる分量ですので余った分は冷蔵庫にて保管してください。
出汁さえ作っておけば後は簡単です。

(それぞれの作り方)
1、ほうれん草と焼きお揚げのおひたし
  1. ほうれん草は砂が噛んでいるのでよく水で洗い、たっぷり目の水を沸騰させたお湯に塩をふたつまみ程入れ、そこに軸の部分から浸し、20数えたら葉っぱの部分も浸します。
    軸が柔らかくなったら水にさらします。

  2. お揚げは魚焼き器か網の上に乗せ少し焦げ目がつく程度に焼きあげ、適当な大きさに切り分けておきます。

  3. 15分ほどほうれん草を水でさらしたら、よーくしぼって水気を取ります。
    その後4センチほどの長さにザクザクと切り分けます。
  4. 切り分けたほうれん草をボールに入れ旨出汁をひたひたぐらいに漬け込みます。

    10分ほどたった後、一旦ボール内の旨出汁を捨て、再度よくしぼります。

  5. そしてしぼったほうれん草とお揚げを混合わせ旨出汁をひたひたになるように注ぎ漬け込む。

    約30分で出来上がり。


2、春菊としめじの胡麻和え
  1. 春菊は軸の固い部分を切り取り、たっぷり目の水を沸騰させたお湯に塩をふたつまみ程入れ、そこに浸します。
    しなっとなったら、春菊をすくい出し水にさらします。
    残ったお湯で軸を切り取ったしめじを湯がきます。

  2. 15分ほど春菊を水でさらしたら、よーくしぼって水気を取ります。
    その後4センチほどの長さにザクザクと切り分けます。

  3. ボールに春菊としめじを入れ、ひたひた程度に旨出汁を浸します。

  4. 15分後一旦ボール内の旨出汁を捨て、再度よくしぼります。

  5. 大さじ3杯の胡麻ペーストを少しづつ旨出汁でゆるめていきます。
    目安は味と、少しとろみが残っている状態です。

  6. [4]のボールに[5]の出汁を混ぜ合わせ30分漬け込み出来上がり。


3、菜の花のカラシ和え
  1. 菜の花は軸の固い部分を切り取り、たっぷり目の水を沸騰させたお湯に塩をふたつまみ程入れ、そこに浸します。
    軸の部分が柔らかくなったらザルにあけ水にさらします。

  2. 15分ほど菜の花を水でさらしたら、よーくしぼって水気を取ります。

  3. ボールに菜の花を入れ、ひたひた程度に旨出汁を浸します。

  4. 15分後一旦ボール内の旨出汁を捨て、再度よくしぼります。

  5. 旨出汁にカラシを溶き入れていきますが、辛さはお好みで。
    結構辛いなと思う程度辛くしないと味が染込みません。

  6. 30分後出来上がりです。
    糸かつお又は炒り胡麻などを添えてお召し上がりください。


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えっ!今回はこれで終わり?
とお思いの方、なんのなんのこれからが本文です。
是非お付き合いを。

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五条料理飲食業組合  割烹三栄 若主人 清水敏夫