前回の天ヶ瀬ダムより川上へ向かう。
京都府宇治市から滋賀県大津市へ通ずるこの峠道。
昔から『走り屋』と称される面々が多く、それなりに事故も多いと聞く。
中には死亡事故もあったのだろう。。
正確な記録を調べてもここでは無意味であるが、実際に筆者の知人でここで小規模の事故を起こした者もいる。
対岸へ懸かる橋の中で、雰囲気抜群の『大峰橋』
車両通行止めの釣り橋であるが、夜間の対岸は暗闇に包まれ、いかにも不気味な風情を醸し出している。
地図によると、対岸にはなにも無いようである。
我々も探索を試みたかったものの、時間的制約もあり今回は見送った。
もう少々大津方面へ向かうと『喜撰山大橋』が懸かる。
これは関電喜撰山発電所へ通ずるのであるが、一般は通行止め。
対岸に聳える喜撰山上にある人造湖へ宇治川から水をくみ上げ、天ヶ瀬ダムだけでは電力をまかなえない場合に稼働する予備施設である。
昼間、あるライダーがこの橋の袂で一休みしていると、辺りに人影など無いにもかかわらず、無数の視線を感じたことがあったらしい。
ここで注意すべきは、橋を閉ざしている鉄製の門。
その門に接近すると対人センサーが作動し、大音量でアナウンスが流れることに尽きる。
同時に異常に明るいサーチライトも点灯するのである。
不審者の侵入を監視しているのだろうか・・・
このことは今回の取材で最高にビックリさせてくれたのだった。
京都府と滋賀県の境に位置する『曽束大橋』
比較的新しい事件なのでご記憶の方もあるかと思うが、2001年4月9日に発生したいわゆる『メルトモ連続殺人事件』と呼ばれる連続殺人死体遺棄事件中の一件はこのあたりが舞台となった。
供述によると、山科区内でメルトモの女性を殺害した犯人は京都府綴喜郡宇治田原町の禅定寺周辺の橋から遺体を遺棄した。
京都方面を見る
『曽束大橋』北詰め
東に向かうと大津、西へ向かうと京都市伏見区方面。
時計は午前二時を指そうとしていた。
我々は西へ向かうことに・・・
峠道を走行中、野生のウサギが!
ここには野生が現存しているのである。
地図
連続カーブの続く宇治川ライン。
思わずスピードが出てしまうのではありますが、我々は軽1ボックス車での移動ゆえに
制限速度守っとかなこけるで〜
と、ドヤされてしまいました。
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