メールマガジン購読会員様だけにお送りする「京の隠れ名所」シリーズ第参拾九弾





天ヶ瀬ダム


京都の心霊現象体験処としては比較的有名であり、ここを題材としたWEBページも数多く見受けられる。

主な水源は滋賀県琵琶湖。南郷洗堰から瀬田川の名で宇治市へと流れ込む。
南郷の水門が全開になると瀬田川の水量も増し、急流となって行き着くところが天ヶ瀬のダム湖(鳳凰湖)である。


このダムは、1968年に完成。水力発電に利用され、下流にある宇治市北部、伏見区南部、果ては淀川への水量調整役も兼ねている。

2kmほど下流、宇治橋近くには10円硬貨で有名な平等院がある。
川に沿うように大津南郷宇治線、通称宇治川ラインと呼ばれる道路があり、ここを根城にしている走り屋の面々も多い。


今回はいろいろ噂の絶えないダム周辺を案内しよう。


宇治川左岸を宇治橋より川上へ向かう。
途中、靖国寺を通り過ぎると、宇治田原方面へ通じる分かれ道がある。
その道程には、大規模な墓地があるのだが、其の辺りで無数の人魂らしきモヤモヤが通り過ぎるという目撃証言がある。
それまで調子よくドライヴィングを楽しんでいたのだが、意味も無く急停車。
いや、意味はあったのだった。
霧の如く集まった人魂らしきものが道路を横断していた。
その間、エンジンは回っているものの、ギアが入らない、ブレーキはリリースしない・・・
そして、霧がはれたとき、なにごとも無かったように車の各機関は正常に稼動していた。

ダム下流にかかる白虹橋。

ここより北上すると、細い山道ではあるが山科方面への近道としてよく利用される道がある。

黄檗に住む知人が、あるとき大津で遊んでいて帰りが遅くなった。時計を見ると午前一時過ぎ。
早く帰らねばならぬと、近道を選んだのである。
本道から急勾配を降り、白虹橋を渡りきらんとしたとき、ヘッドライトに照らされたのは橋の袂から飛び出してきた年齢5歳ほどの着物姿の男児。
ドンッ!!
衝突音が聞こえたのかどうか・・・しかし確かにハネ飛ばしたタイミングである。
あわてて車から降り、周辺を確認した。
しかし、そこには川の流れる音以外なにも無かった。

白虹橋北詰から宇治橋へ通じる細い道路。

さすがに昼間は宇治橋付近は店が並び、にぎやかなことではある。
が、夜間は不気味なことこの上無し。
宇治川の流れがスグそこにある。
なぜか引き込まれそうな気になるのである。

ただ、昭和29年頃に宇治川に流れ込む志津川を利用していた同地にある発電所から宇治橋までの「おとぎ列車」の軌道があった処であり、怪しげなハナシは出ていない。


次に、ダム湖方面を見てみよう。

適度な勾配と曲線が続く宇治川ラインはそれなりに事故も多いのか、このような表記が所々にある。


見通しが決して良いとは云えない峠道。
限界を超えた輩が死亡事故を起こし、地縛霊となる者もあるのだろうか・・・

そのテの話も聞いたことは無いが。

大量の水を貯えたダム湖。

上流にある多くの支流からのモノが集約される処であるが、その中には水死体も混ざっているとか。

夜間にここを泳ぐ者あり・・・
という話がある。

深夜のダム湖横をドライヴしていたら、ダム湖方向からバシャバシャと泳ぐような音が聞こえた。

道路のわきに停車し、辺りをうかがっていると、突如山手からドロドロの物体が出現。
あわてて逃げ出した・・・

夜間に泳いでいるのは、上流から流れ着いた水死体の霊であるとも噂されているが、真偽のほどは定かでない。


地図

ダムより上流にもイワクのある処があります。

つづく・・・・