メールマガジン購読会員様だけにお送りする「名物店主・店員数珠つなぎ」シリーズ第参拾八弾




錦市場商店街
山市
人生は祭りだ!山本 浩市(やまもと こういち)さん登場
主に若狭の塩干物を扱うシブ〜イ店。

最近は新店舗の登場で
古き良き錦市場の風情が失われてきた。
と、嘆く方も少なくありませんが、
昔ながらの味を守り続ける若き男がここにあります。


いつも明るく活発で、自店の営業のみならず、錦市場で行われる様々なイベントにも積極的に参加する次世代の代表格でもあります。

別名『鱧まつり』と称されるほどに祇園祭シーズンの京都には無くてはならぬ食材『鱧』。

「ウチのはええヤツをシッカリ骨切りしてすぐ焼くさかい、焼きたてを持って帰ってもらえます。
しかも品質のわりに安いのは特に自信ありまっせ!」

他にも、冬には「棒鱈」、鯨の「コロ」など、季節ごとの逸品が店頭に並びます。


店頭での接客も活発そのもの。
ウソ偽りのない「ほんまもん」を扱っている彼の自信がみなぎっています。

「鱧のウマイとこ知らんかぁ〜?」
と、尋ねられたとき、山市を紹介したところ、
「あのニィちゃん感じ良かったし、エエのん分けてもろた〜♪」
大変喜ばれたことも多々有り。



山市商店の建物は古く、いわゆる昔ながらの京町屋(京町店?)のまま。

石畳の床、太い木材を組み合わせた梁、二階部分屋根部分まで突き抜けた天窓、そして、奥の方まで続く土間・・・

いにしえの風情をただよわせています。

が、古さに溺れず、新しいこともどんどん採り入れる彼は、本来の意味での「伝統」を体現しているようにも感じられます。


学生時代より二輪・四輪が大好物であった彼は、ポンコツバイクを破格値で購入し、修理、修復したあと友人に売っては儲けていたことがあるそうな。
それを元手に次のバイク、次から次へ・・・
これを以て「バイクわらしべ長者」と呼ばれていました。

四輪は、これまたポンコツ車をコッテリ直してサーキットに持ち込み、レースを楽しんでいたほどの『通』でありました。
友人にはプロのレーサーも居るらしく、ドライヴィングテクニックも相当なものと聞きます。

公道ではマジメやでぇ〜




七月、祇園祭りに行われる八坂神社の西御座御輿渡御になれば、彼の威力も倍増!
最近は担ぎ手としてではなく、専ら誘導役(←是即ちエライ!)となって、多くの担ぎ手達を制御して安全な運行を支えています。

「敬虔な八坂信徒は胡瓜を食さぬ。」 と、云われています。
胡瓜の断面が八坂神社の紋に良く似ているのがその謂われではりますが、彼もそれを守っています。

「見上げたココロガケやんか。」
「いや、昔から胡瓜は嫌いやし・・・」

でありました。


また、 「敬虔な八坂信徒は祇園祭期間(七月中)は女体に触れることままならぬ。」 というのもあります。
日頃とは別人の如き彼がそこにあります。 (ほなら日頃はどないやねん?)

彼の御輿好きは外部にも及びます。
西京区・松尾大社の祭りには毎年参加、他にも市内で行われる主要な御輿渡御にはちょくちょく出かけるとか。
「年間20回ぐらい、いろんなとこへ担ぎに行ったことありまっせ!」

夢中になれるモノを持つ男の底力を彼の中に発見したような気がしました。



文章 : Na3

地図

山市商店通販ページ
http://www.kyoto-wel.com/shop/S81183/

山市商店HP
http://www.kyoto-nishiki.or.jp/shop/yamaichi/yamaichi.htm

錦市場商店街HP
http://www.kyoto-nishiki.or.jp/