4月の食材 「鶏」



〜どんどん食べよう!「かしわの黄金焼き」〜

Kazuhiko Iyama Presents
まいど!

みなさん、お元気ですか?

元気のモトは食にあり☆
どんどん食べて健康家族!

と言うわけで、今月はボクん家の 「まかない料理・人気ベスト5」 の常連素材…
「かしわ」 「たまご」 を使った、これまた オカズ度数 の高い一品を紹介しましょう。

その名も 『かしわの黄金焼き』
黄金…人々はその輝きに目を奪われ、心までも捧げてしまう魅惑の煌めき…
ゴールデン・ウィークに先駆け、レッツ・料理!

どす。


材料(約4人前)

かしわもも肉一枚(約400g)
たまご2個
ネギ2本程
小麦粉・酒・塩適量


作り方
  1. もも肉の身の方を、出刃包丁で満遍なく軽く叩きます。
    (出刃包丁が無い場合は、フツーの包丁で気持ち強めに叩いて下さい)
  2. もも肉がある程度のびたら、8つに切り分けます。
  3. [2]を小麦粉にまぶします。
  4. ネギを3cm位に切ります。
  5. たまごをボールに割り、溶きます。
  6. フライパンに油を引き、熱します。
  7. フライパンが温まったら弱火にし、[5]に[3]をからめて両面焼きます。
    *この時、たまごを焦がしたらあきまへんどっせ*
  8. 溶きたまごがボールに余ってるようでしたら、焼いた身を取り上げ「二度漬け」します。
    (そうすると、黄色が一層美しく輝きだします…黄金焼きの所以!)
  9. 一旦かしわをフライパンから取り上げ、ネギをそこで炒めます。
  10. ネギが炒まったら、かしわを再び戻し、酒100cc、塩少々入れます。
    *塩加減は「少々」よりちょっとだけ多めに効かせて下さい*
    *お好みで醤油を少々入れてもよろしおすえ(その時は塩控えめで)*
  11. 酒が煮詰まり、無くなってきたら出来上がりです。


ポイントは、たまごを焦がさず、弱火でしっかり焼くこと です。



実は先月、ボクは求道師匠とその同志達と共に九州は薩摩の國に宴会修行に行って参りまして、今回は当初そこで得た郷土料理の研鑽発表でもやろうかと計画していたのです。
しかし、京の都に帰ってみるとニワトリで大変な騒ぎになっており、このままでは鳥業界、さらには我々料理業界にとっても放って置けない問題になっているのは周知のとおりです。

そこで今月は 「がんばれ鳥業界キャンペーン」 を勝手に開催させてもらいまして、「かしわ」と「たまご」にしました。

じゃ、薩摩の郷土料理は?
って事ですが、またいずれ日を改めまして、いつの日にか・・・ (何しろ宴会修行とやらが厳し過ぎたので、あまり憶えて無いのが正直な所です)
修行が足らないのも周知のとおり、また薩摩國へ飛び立ち、厳しい酒行を重ねたいと思っております。

          おおきに。                  


五条料理飲食業組合  井傳・井山和彦