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先日家で小学校一年生になる愚息と何気ない話をしておりますと、
「某店のハンバーグってハンバーグの中で一番美味しいな」
と言い出しました。
某店とはハンバーグ専門のファミレスチェーン店のことで、
「何?アソコのが一番美味しいてか?息子よ、それは了見違いもはなはだしいぞ。あれはな、大量に作り、保存、輸送、調理するために色々な工夫がしてあり、あの均一の薄さ、異常な肉汁・・・・(あまり言うと他店の営業妨害で訴えられそうなのでカット)という訳でな、あれが一番美味しいなんていうのは、料理屋の息子として問題がある。」
と、ここまで言い聞かせていると、丁度今歯が生え変わるところで前歯が2本とも無く、間抜けの見本みたいな顔で私の顔を眺めているので、
「チェッ、難しいこと言ってもまだ解からんな、よし、論より証拠、いやこれも解らんな、百聞は一見にしかず、いやこれもいかんとにかく日本で一番美味しいハンバーグちゅうもんをお父さんが作ったるからな」
と言うわけで
「求道ハンバーグ」
なるものに挑戦し、牛肉、豚肉を買ってきてミンチにするところから始めスパイス、ブイヨンを粉にしたもの、バター、ナツメグ、塩、胡椒、卵、生クリーム、玉ねぎなどなど考えられるものすべてを入れてこねくり回し、冷蔵庫で冷やしてから焼き上げ、ソースも出た肉汁に赤ワインを入れ、ケチャップ等で味を整え、愚息に食べさせました。
どうーや、美味しいやろ?
と聞くと
うん!某店と同じぐらいおいしい!
・・・・・
うーん、武蔵敗れたりーっちゅう気分でさらなる求道を目指す覚悟を決め、愚息のほっぺたをつねっておきました。
というわけで家庭料理も子供の成長には大変重要な教育のひとつ。
ですから「おばんざい」なるものは、母の温もりと愛情が詰まったお料理と言えるでしょう。
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