9月になりまして夏が終わり、少しづつ秋の気配が深まりますと、やっぱり
松茸
。
シーズンに一度は食べておかないと
、って気になりますね。
しかし、旬の頃には値段が高くなり、なかなか口にすることが出来ないのが今日この頃の松茸事情でございます。
そこで少し早いのですが今月なら「韓国産」などの松茸が安く手に入りますので、是非この機会に秋の味覚を先取りしていただきたいと思い、定番の
松茸御飯
のご紹介です。
京都丹波の松茸は香りも味もオマケに値段も日本一。
松茸の歴史を見てみますと、鳥羽天皇(1120年頃)が松茸のお汁をお飲みになった、という文献がございます。
また江戸時代にはなかなか庶民の口には入らないと嘆き調の川柳がございます。
ですから昔から高級素材であったようで、今日でもそれは変わっていません。
松茸と言えば私事で申し訳ございませんが、中学生の頃、京都の亀岡から学校に通ってきている友達が、この季節になりますと毎日お弁当に松茸御飯を持ってきており、
「また松茸かぁーもうええ加減あきたわー」
と不届きなことを言うのがいまして、うらやましいのでなんとか逆にうらやましがらせてやろうと思い、家に帰り父親に「お弁当の中に中トロのにぎり詰めてくれ」と懇願したところ、家を放り出されそうになりあえなくあきらめ、未だに
「また中トロかぁー、もうええ加減あきたわー」
と言えずにいるわたくしです。
失礼しましたm(_ _)m
(料理材料) 4人分
(出汁材料) |
だし汁 | 500cc |
水 | 500cc |
淡口醤油 | 80cc |
みりん | 80cc |
酒 | 100cc |
味の素 | 少々 |
鶏肉 | 50g |
(調理方法)
- まず松茸を水で洗い、土やゴミなどを流します。
そして「じく」の先っぽの小石や土がこびりついているところは切り落としてください。
- 松茸をだいたい3等分に切り分け、傘の部分は6つ切り「じく」の部分はスライスしておいてください。
- 次に出汁材料に記載の数量をきっちり計りすべてを鍋にいれ一度沸騰させ、2分ほど鶏肉の旨みが出るようぽこぽこと弱火で煮てください。
そして出来るだけ素早く熱い出汁を冷ましてください。
(冷めたら鶏肉は取り除いてください)
- 次に洗って30分ほど水切りした3合のお米と、冷めた出汁、切り分けた松茸を炊飯器に入れ、普段3合炊かれる水加減より
一割多め
に出汁を入れ炊いてください。
- 最後に三つ葉のじくだけを沸騰したお湯でかるく湯がき、さっと水の中に落とし、冷まします。
2cmほどの幅で切り分け、炊き上がった松茸御飯をお茶碗によそい、上からパラパラと撒いてください。

鶏肉を入れることにより、旨みが増し美味しい松茸御飯の出来上がりです。
松茸食べるなら今しかない。
早速、松茸買いに行ってください!!
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