メールマガジン購読会員様だけにお送りする「京の隠れ名所」シリーズ第壱六弾


夏期特別企画・心霊現象目撃地探訪編


祇園新橋

の巻



現地近くに住む知人からの情報です。



このろーじ(路地)の入り口に、もうつぶれましたけど○○っちゅうお茶屋ハンがおした。
昭和33年の赤線廃止令までは、女郎屋ハンでしてん。

出前でよういきましたけど、古い古い建てもんで、この辺の人はみんな、 『○○ハントコハ、ローヤガアンにゃ』 てゆうてました。
そら○○ハンの家の人はそんなこと一言もゆわはりませんでした。


※標準語訳
出前でよく行きましたが、大変古い建物で、この辺りの人は『○○さんの処には牢屋がある』と、云ってました。
だいぶ前に、よう喋る、これまた元女郎屋のオバはんが、
『書生と、出たての娘とができてしもてほんでローへ入れられて心中した』
とか何とか・・・・・ゆうてました。

ドロボー捕まえた事があって、何億カイナノ借金をぽーんと返したスナックのオバはんは
『雨のひーに、○○はんの壁から、ぶふぁーと出てきたときはこうぉーてこぉーて』
・・・・・・・ゆうてましたわ

※標準語訳
雨の日に、○○さん所の壁から、ぶわぁ〜っと出てきたときは本当に怖かった・・・。


ほんで、○○ハンをつぶサはったとき町内の有志は見に行きましてん。
ほんなら、ちゃんと地下にごっつい格子のはまったローがあって、有志はその場で解散したそうですねん。



書生に抱きかかえられた日本髪の乱れた女郎が
二人ともずくずく(※ビショビショ)に濡れて出てきますねん。



出現条件は、蒸し暑く小雨模様の夕方4時頃という情報があります。
取材時はちょうど4時頃、蒸し暑くはありましたが残念ながらそれまでせっかく降っていた雨が止んでしまったのでした。

地図

浄土宗総本山・知恩院
『祇園さん』こと八坂神社
のほど近く、

我伝えん
厳しかりし祇園の掟・・