メールマガジン購読会員様だけにお送りする「京の隠れ名所」シリーズ第四弾


夏期特別企画・心霊現象目撃地探訪編


深泥池



夜1時ごろの図

池にまつわる伝説

「ワシは浮島へは歩いて行ける」と、言っていた人がおりました。
なんでも、「この池はほんまはソコナシなんやけど、あの島の周りからなんかの根っこが池中に延びとってな、そこを渡っていくねん。そやけどな、踏み外したらその下にある水草が足を引っぱりよってひきずりこまれるさかい、気ぃつけんとあかんねん。」らしいです。
むかしむかし、池には「ガタロ」という妖怪が住んでて、悪いことすると引きずり込まれるという話をウチのジーさんからよく聞きました。ここにもそーゆー伝説があるのかもしれません。


もう20年ほど昔の話なのですが、ウチの向かいの○○屋の現社長の同級生氏がタクシードライバーでありました。
小雨の降るナマヌクゥ〜イ日の深夜

岩倉方面から深泥池の西岸を経て会社へ戻ろうとしていたとき 岩倉自動車教習所から南へ
池へさしかかろうとするところに一人の女性が。
ドライバー氏は彼女を拾って行き先を訊くと、「金閣寺方面」へと云われたので、おそらく下鴨中通・北山通・千本・北大路・西大路というルートを経て金閣寺方面へ向かったと思われます。
が、目的地へ到着したときにはすでに女性の姿はなくなっていたのです。

このような話はいろんなところで云われておるようですが、話しながらドライバー氏が本気でビビッていたのを現社長は知っているのです。 「アイツほんまにビビッとったし、1週間寝込みよった」 と、現社長は笑ってましたが、マジで心配してたのを思い出します。

いまでも、このハナシは語り継がれているようです。

現在は、岩倉自動車教習所以南は道が拡幅されましたが、坂を下りはじめるところの東側に一体のお地蔵さんが奉られています。

そこから、博愛会病院への通用路と合流するところにあるバス停の間が問題エリアとされているようです。




深泥池(正式名称:みぞろがいけ)之不思議


面積約9ヘクトアール、周囲約1.5Km

さほど大きくない水溜りなのですが、詳しく調べてみるといろんな不思議がいっぱいなのです。
昭和2年に西日本では数少ない高層湿原として、この池そのものが天然記念物に指定され、 その後の調査により動植物についても大変珍しいものが生息するということで 昭和63年には昆虫なども含め、天然記念物指定は「深泥池生物群集」に変更されました。

☆不思議その1:浮島
池の中央に全面積の約30%を占める浮島があります。有機物の分解速度が遅いために堆積した植物の遺体の上にさまざまな植物が生育しています。季節によって上下に変動するのも特徴で、夏には上がり冬には沈むので場所によって生育している植物に違いがあります。分析によって、これは約14万年前から存在していたらしいです。
☆不思議その2:植物分布
日本においては主に東日本以北で生育しているような北方系のものが多く、ホロムイソウ(なんじゃそりゃ?)と呼ばれるものは世界一南にあたるそうです。なかでも「ジュンサイ」は有名です。京料理、特にお吸い物なんかにプカプカ浮いてるヌルリとしたアレですな。また、タヌキモと呼ばれる食虫植物の仲間もおります。
☆不思議その3:動物
トンボ類60種、ゲンゴロウ、アメンボなどの希少昆虫類、カモの仲間などの鳥類、etc・・・


京都市内北部、中心部からでもわずか3Kmほどのトコロにこのような自然の神秘を蓄えた場所があるとは、知らなかったッス。


地図


天然記念物指定のトコロであるので、立ち入る場合は京都市文化財保護課への連絡が必要です。

近くにはオシャレな 北山街もあるので、
寄ってみましょう
(要 MacroMedia FLASH)



もう一つのコーナー「京の名物店主・店員じゅずつなぎ」