【天台宗】伝教大師・最澄全集：現代語訳版　入唐開宗篇（書籍）

　日本の天台宗開祖、伝教大師最澄の全著作の現代語訳版の第１集。本シリーズは、伝教大師1200年御遠忌記念として出版され、最澄の全著作（概ね真作と裏づけられる作品）を網羅している。現代語訳は仏典研究と翻訳の権威である大竹晋先生が担当された。
この『最澄全集　入唐開宗篇』には、『顕戒論縁起』など入唐開宗の経緯を示す諸著作、『授菩薩戒儀』『顕戒論』など大乗戒の確立をめざす諸著作、『法華経』の開経たる『無量義経』の註釈『註無量義経』、などを執筆年順に収録している。伝教大師最澄が築かれた、円・密・禅・戒を統合する日本天台宗の原点となる作品群である。
　天台宗のご宗門、檀家だけでなく、仏教に興味や関心のある多くの方にお読みいただきたい作品です。
Ａ５判 / 全631ページ

伝教大師・最澄全集：現代語訳版　入唐開宗篇　　掲載内容

• （凡例 ／『最澄全集』を読む基礎知識）
• 願文
• 請入唐請益表
• 授菩薩戒儀
• 大唐新羅諸宗義匠依憑天台義集
• 天台法華宗付法縁起
• 註無量義経
• 山家学生式
• 比叡山天台法華院得業学生式
• 請菩薩出家表
• 請立大乗戒表
• 天台法華宗年分得度学生名帳
• 内証仏法相承血脈譜
• 顕戒論
• 上顕戒論表
• 顕戒論縁起
• 遺言
• （総解題 ／ 解題 ／ 原文校訂）