三浦明利：いのちのともしび～カラオケ付～＋合唱ピアノ伴奏楽譜（ＣＤ＋書籍）

　お寺の住職でありシンガーソングライター、異色の歌手、三浦明利の復帰後２作目のアルバム。ちなみに筆者が最も好きな三浦明利さんのアルバムでもある。
このアルバムに収録された曲はどれもとてもやさしくて、かわいらしい。三浦さんは二児の母でもあるので、たぶん一緒に歌うこと、子供さんとの時間を楽しく過ごすことを頭に浮かべて書かれたのではないだろうか。 『仏教』というととても型苦しく感じる人が多いようだが、筆者の子供の頃は近くのお寺は子供の遊び場だった。鳩を追いかけたり、銀杏の木の下でカブトムシの幼虫を見つけたり、本堂で追いかけっこをして、 お寺さまに叱られたこともあったと思う。このアルバムに収録された歌には、人々の生活に寄り添っていた仏さんのやわらかさ、やさしさを感じる気がする。
　リズムに乗って縦揺れする流行りの音楽じゃないけど、こんなほっこりする音楽もいいもんだと、私は思います。