兵法書・孫子～守屋洋の中国古典入門講座（ＣＤ４枚組／送料サービス）

• 彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず
• 戦わずして勝つ、勝算なきは戦うなかれ

　この二言は、中国の兵法書『孫子』でもっともよく知られている言葉です。何事かと向き合う際は、自分のこと、相手のことを十分に見極め、勝算ありと判断してから事を行え、と孫子は語ります。『孫子』は、武田信玄やナポレオンが座右の銘とした兵法書で、中国の春秋時代、春秋五覇の一人・闔閭の参謀であった孫武の書と言われています（注1）。兵法書として名高い『孫子』ですが、実のところ、その根本は人間への深い洞察と経験、道理であり、『孫子』に著された訓言は、狭義の戦争や戦いの戦略、戦術に留まらず、広い意味での戦い、即ち、人生を生き抜く知恵、事の道理に繋がっていきます。命のやり取りをする戦場の教えは、人生の教えでもあるということかもしれません。
本CD講座では、『孫子』全十三篇の中から、珠玉の名言34を厳選し、処世やビジネスにも投下した形で、『孫子』の教えのエッセンスをわかりやすく解説いただきます。
お話は中国古典の翻訳に優れ、中国古典に基づくビジネス書を数多く執筆されている守屋洋氏。

• ＣＤ４巻組（各巻 45～57分）
• 付録テキスト（127ページ／原文・読み下し文・口語訳・解説・極解説を収録）
• (注1) 『孫子』の著者は、中国戦国時代の斉の軍師・孫ピンという説がありますが、後に『孫ピン兵法』という竹簡が見つかっており、現段階では孫武説が有力視されている。