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本願寺中興の祖、蓮如上人がご布教のために著された書簡(お手紙)集が『御文章』である。浄土真宗本願寺派さまでは『御文章』、真宗大谷派さまでは『御文』、真宗興正派さまでは『御勧章』と呼ばれる。蓮如さまが同じく大切にされた『正信偈』が漢文の形で著されているのに対し、『御文章』は当時の文語体で記されており、さらに先の蓮如上人の御遠忌法要の際、ひらがな版が発表された。本著は『御文章』の一帖目から五帖目、全巻がひらがな版にて表記されている。 全404ページ