[朗読CD] 神坂次郎 『今日われ生きてあり』～特攻隊員、穢れなき命の実録（ＣＤ）

小説家 神坂次郎氏は、陸軍航空学校卒業後、
鹿児島県知覧の特攻基地勤務を経て、
航空通信隊員として愛知県小牧飛行基地で終戦を迎えられた。
知覧で多くの戦友を見送った神坂氏は、
多くの同朋の思いを胸に、執筆を続けられている。

本作『今日われ生きてあり』は祖国を想い、愛しい肉親の姿を胸に特攻し、
散華した特攻隊員の鎮魂歌、命の実録である。
私たちは何を見失い、何を永遠に失ったのか、
私たちに問い続ける名著を、朗読者 wisの朗読でお聴きください。

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◆ 海紅豆咲くころ
32年の歳月を経て戻ってきた赤い手帳。
新婚の思い出に買った手帳には、血と油と海水がしみ込んでいた。

◆ 父に逢いたくば蒼天を見よ
幼い娘とまだ見ぬ愛し子に宛て書かれた父の手紙。
今後を託し、励ます父の思いを切々と綴る。

◆ 背中の静ちゃん
父母が亡くなり一人残された幼い妹。
妹を案じつつも出撃する兄の最後の手紙。

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