[朗読CD] 山本周五郎 『 赤ひげ診療譚 』 その２／ 朗読：嵐圭史（ＣＤ６枚組）

黒澤明監督の名画『赤ひげ』の原作、山本周五郎の名作『赤ひげ診療譚』。
８つの短編からなる作品のうち、４話を名優嵐圭史が朗読したＣＤ。
江戸時代中期の小石川養生所を舞台に、赤ひげこと新出去定医師と、
長崎修行した青年医師、保本登の２人と患者との葛藤を描いた作品。
貧困と無知という厳しい現実の前に、徒労と知りつつも、
最善を尽くす、赤ひげの生き様に人間の尊厳を感じる一作。

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■ 赤ひげ診療譚 『おくめ殺し』（83分27秒）
家主の息子の代までは、家賃を無料にするという奇妙な長屋。
しかし家主の息子、松次郎はこの約束を反故にし、長屋の取り壊しを図る。
住民たちは困惑するが、実はこの取り決めにはある秘密が隠されていた・・・

■ 赤ひげ診療譚 『鶯ばか』（68分21秒）
保本登は、回診を勤めるうちに、五郎吉の次男、長次と顔なじみになる。
長次は人なつっこくて、家族思いの少年だった。
ある日、登は五郎吉の家族が貧しさの果てに一家心中を図ったという知らせを受ける。
必死で家族を救おうとする昇だったが・・・。

■ 赤ひげ診療譚 『徒労に賭ける』（91分４秒）
十日に一度、岡場所に診察に行き、無理やりに女たちを治療する赤ひげ。
それを快く思わないものも大勢おり、赤ひげの努力と献身は一見、無益にさえ思えた。
しかし、「自分の一生を徒労にうちこんでもいい。」 と語る赤ひげに
保本登は圧倒される

■ 赤ひげ診療譚 『氷の下の芽』（77分16秒）
困難と苦悩に満ちた一年間の養生所勤めを終えた保本登は、
天野源白の娘 まさと祝言をあげることとなった。
そして、いよいよお目見え医にあがる源白に言い渡される。
しかしこの時、登はすでにある決意を胸に秘めていた・・・

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