加藤登紀子ほろ酔いコンサート：1970年代～1990年代ステージ編（ＣＤ５枚組）

　加藤登紀子が毎年末、ライフワークとして取り組んでいる『ほろ酔いコンサート』。45周年を迎えた楽しく素敵なコンサートだが、本作では。加藤登紀子自身が1970年代から1990年代に 収録した莫大なライブ音源から楽曲を厳選。315分＝５時間を超える聴きごたえのあるＣＤ全集を発表した。『琵琶湖周航の歌』や『百万本のバラ』『ＡＮＡＫ（息子）』『蒼空－SOKU－』など、加藤登紀子の代表曲だけでなく、 『難破船』『時代おくれの酒場』『テネシーワルツ』『美しき五月のパリ』など、加藤登紀子が歌えば物語になる、そんな楽曲も数多く収録されている。
　ほろ酔いコンサートは、お客さまにも日本酒がふるまわれ、ステージ上の加藤さん自身もぐいぐい飲みながら歌う、酒場の自由で少し背徳感さえ感じる空気感が魅力のコンサート。そこで歌われる加藤登紀子の歌は 都会の喧騒に隠れた土の香りを感じさせる。スタイリッシュな女性の中に潜む本来の土の香り、そんな寓話を感じる一作です。

加藤登紀子ほろ酔いコンサート　収録曲一覧（あいうえお順）