【朗読CD】吉沢久子『季節感のある暮らし方・幸せ感のある生き方』（ＣＤ）

　吉沢久子さんの本を読むと、素直で肩肘を張らない生き方に新鮮な思いを受けるとともに、少しホッとする。
　現代社会では評論家やコメンテーターが大流行だ。栄養学だ、人生哲学だ、政治談議だ、「こうせねばならない」「あぁせねばならない」を大上段からいう人が 持て囃される。けれど、多くのことは知れば知るほど断定できなくなるものだ。片方に50％の正義があれば、対岸の意見にも50％の真実がある。両者を理解したうえで述べる意見だから尊く、大切なのだろう。
　吉沢久子さんの評論はだから「べき」を語らない。こうしたらいいんじゃないかな、こうしたら楽しいよ、こうしたら人生ステキだよ、そんな感じだ。あなたの人生と私の人生は違う。吉沢さんの人生も違う。だから、「こうしたら、もっとよくなるかも！？」という吉沢さんの文章は胸に届く。日々を丁寧に生きるヒントがいっぱい詰まった作品です。約75分収録。

吉沢久子『季節感のある暮らし方・幸せ感のある生き方』　収録内容

　四季を楽しむ私の道楽家事

年はとっても女の節句 ／ おとなりさんの桜 ／ こぶしの花が咲くと ／ 小さな駅の秋桜 ／ きんかんが色づくころ ／ ぜいたくなお楽しみ

　季節の旬を食べる楽しみ

春菊とおせち ／ 香りを楽しむ嫁菜めし ／ 食べられる野の草 ／ 私のヒスイめし ／ 自分だけの年中行事 ／ 私の朝がゆ ／ 目で楽しむごちそう

　季節とともに暮らす幸せ感

忘れていた春先の家事 ／ 草むしりの季節 ／ はまゆうが知らせる梅雨明け ／ 自然とともに暮らす感じ ／ 萩が咲いたら秋じたく ／ もみじを浮かべたお風呂

　自然とつきあい、心豊かに生きる

てんぷらパーティー ／ 差別するつもりはなくても ／ 生け垣の名札 ／ 落ち椿の演出