[仏教講演] 名僧の心～良寛・一休・西行・夢窓・雪舟 など（ＣＤ10枚組＋解説書）

夢窓

【講義】：紀野一義（正眼短期大学副学長）
鎌倉時代末から南北朝時代にかけての臨済宗の禅僧、夢窓疎石。後醍醐天皇とも足利一門とも親交があり、国師として双方に応じた。過去の因縁をよくよく考えた先に西方浄土はある、そう語った無窓国師の願いをお味わいください。

明恵

【講義】：金岡秀友（真言宗妙薬寺住職）
鎌倉時代前期のお坊様で、栂尾上人とも呼ばれた。お釈迦さまへの思慕の念が深く、２度にわたり天竺へ渡ろうとしたが、春日明神の神託が在り断念した。後に高山寺を開山し、観行と学問に励み、顕密諸宗の復興に尽力され、日本仏教の礎を作り慕われた名僧。

沢庵

【講義】：松原哲明 （臨済宗・姫源寺住職）
江戸時代初期の臨済宗の僧侶。たくあん漬の考案者として知られているが、初期徳川を支えた功臣 柳生宗矩や三代将軍 徳川家光の師としても知られ、「剣禅一味」を説いた『不動智神妙録』は著名である。『不動智神妙録』に沢庵和尚の教えを学ぶ。

雪舟

【講義】：有馬頼底（臨済宗・相國寺住職）
水墨画家にして禅僧、雪舟。日本の水墨画を一変させ、後世の画家に多大な影響を及ぼした人物だが、その作風は、禅の悟りを、そのまま昇華させたものであり、作品には仏のみ教えが込められている。画聖のこころを聞く。

大燈

【講義】：松原泰道 （南無の会会長）
大悟国師の後、京都 五条橋の下で修行を積み続けた名僧。禅風は厳格で、容赦ない厳しさをもって人に接し、深く自己の悟境を掘り下げていくことを重視し、唐代の禅風の復活を志向するなど、正面より禅の極みを打ち出された。