鈴木大拙師の禅・東洋思想講演集～日本語講演＋英語講演（ＣＤ４枚組／送料サービス）

　近代日本を代表する名僧・鈴木大拙師の講演ＣＤ集。幼くして父を亡くされた鈴木大拙師は、苦学して東京専門学校（現早稲田大学）に進み、 学ぶ傍ら、学問に励む傍ら、円覚寺の今北洪川師について参禅されました。
　その後、渡米し出版社に勤務、仏教関係著作の英訳刊行を担当。禅学だけでなく、 妙好人研究をはじめ、浄土教などにも深い造詣をもたれ、 学習院大、東大の講師を勤めた後、大正10年には、真宗大谷大学教授となられました。 明治から激動の昭和を生き抜き、仏教思想を世界に紹介、宗派を問わず敬愛された近代の名僧のご講演をぜひお味わいください。
鈴木大拙師講演CD集：手引き冊子（DVDサイズ・全32ページ）

鈴木大拙師の禅・東洋思想講演集　収録内容

• １．禅と科学

  西洋の科学的、分析的なものの考え方は、対立や争いを生みやすい。 一方で、東洋思想には、人々を融合させ、 本来の意味で人間に自由をもたらす優れた世界観がある。 その一つである「禅」について語られる。73分

  東洋の禅、西洋の科学 ／ 自然を征服するという考え ／ 分析と統合 ／ 自由をはっきりさせるのが禅 ／ 肯定でも否定でもないもの

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• ２．最も東洋的なるもの

  東洋と西洋の自然観を例に、両文化の違いをわかりやすく説明され、 東洋思想の本質に迫る。 93歳にしてなお矍鑠と「西洋人に伝えるべきこと」を説き続けた 日本人にして世界の禅者 鈴木大拙師の名講演。52分

  英語を学びはじめたころの疑問 ／ 西洋では物事をふたつに分けて考える ／ 「自然」とは「おのずから、しかるべき」こと ／ 個人主義的な「自由」ではなく

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• ３．禅との出会い～私の自叙伝

  金沢での生い立ち、禅との出会い、参禅した円覚寺での夏目漱石らの思い出、若き日のアメリカ体験……。 自らの過去をあまり語りたがらなかった鈴木大拙師が、 昭和35年、ラジオ番組のために語った貴重な声の自叙伝。57分

  明治３年、金沢に生れる ／ 東京専門学校に進み、円覚寺で参禅 ／ 円覚寺での若き日の思い出 ／ 十余年におよぶアメリカ滞在生活 ／ 昭和11年、ロンドンでの世界信仰大会に出席

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• ４．禅の哲学について（英語講演）

  仏教には大きく分けて、大乗仏教と小乗仏教があるが、『禅』は果たしていずれに属するのか？　禅の説く「物事を正しく見る」ことについての解説や、 禅が中国で広まった背景などについて、1958年にアメリカ・ウェルズリー大学での英語講演を収録。72分収録。★ 英語講演全文を手引冊子に掲載。