天台宗・大阿闍梨、酒井雄哉師講演～行に生きる～（ＣＤ）

　『常行三昧』や『千日回峰行』の２度の満行で知られる天台宗北嶺大行満大阿闍梨・大僧正の酒井雄哉師講演を収録。自らを「ほんまに落ちこぼれ」と話す師が、『行の道』へ入った経緯と、『行』への思いを軽快に語る。いかにして『行』の一事に徹してゆくか、これしかないと思い切った一途な強さを感じる講演。1995年７月収録。

天台大阿闍梨・酒井雄哉師講演～行に生きる～

鹿児島の鹿屋飛行場で特攻隊員として終戦を迎えた酒井師は、戦後、図書館職員（職場放棄）、ラーメン屋（火事で廃業）、株売買代理店（１億円の負債を抱え逃亡）と散々、失敗を繰り返し、33歳で結婚した妻にも自殺をされてしまう。ショックを受け抜け殻のようになった酒井師は39歳で得度を受け、比叡山延暦寺に入山されたという。その後、明治以来途絶えていた荒行『常行三昧』を達成。昭和49年に千日回峰行に挑戦されたことは、皆さんご存じのとおりである。
酒井雄哉師ご自身の言葉で語る、『行』に徹した後半生の真実。ぜひお聴きください。