《昭和映画》華麗なる追跡～志穂美悦子・七変化～（ＤＶＤ）

　志穂美悦子ファンは大絶賛！　娯楽映画としても面白い！　ただ『女必殺拳』シリーズとの違いがよくわからない・・・昭和のアクション映画の人気作。
千葉真一の愛弟子・志穂美悦子の『女必殺拳』シリーズが大人気の中、彼女の新境地をめざして制作されたと思われる。志穂美悦子がギャンブラー、紳士、お茶くみばあちゃん、尼僧、せむし女と、多羅尾伴内か明智小五郎張りの変装をするのだが、却って目立っている気がするのは気のせいだろうか。ヌンチャク・アクションも健在で見ごたえがある。 文句のような紹介になったが、娯楽映画としては及第点以上、志穂美悦子映画としては最上級の一品。

志穂美悦子『華麗なる追跡』　あらすじ

鈴鹿サーキットのレースで見事優勝したのは、アメリカ帰りの矢代忍（志穂美悦子）。
実は彼女が日本に帰った本当の理由はレースではなかった。数年前、東南アジア航路の船長であった忍の父・正之は麻薬密輸と殺人の罪に問われて投獄され、無実を訴えつつも数日後に刑務所内で謎の自殺を遂げていたのだ。彼女は父の汚名を晴らすため、高校を中退し、渡米。東南アジア特別調査機構に所属し、麻薬ルートを絶つ女007となり、父の濡れ衣を貼らず証拠を集めていたのだ。
　レーサーとして日本へ潜入した忍は、早速、父親に濡れ衣を着せた犯人の追跡を開始するのだが・・・。