浪曲・忠臣蔵～天野屋利兵衛,南部坂雪の別れ,山科の別れ,刃傷松の廊下（ＣＤ２枚組）

　忠臣蔵の名場面を浪曲で味わう名演集。
　『忠臣蔵』の物語の発端、浅野内匠頭が吉良上野介に殿中で斬りつけた『刃傷松の廊下』。大石内蔵助が討入の決意を固め、 愛妾おかると別れ、江戸へ下る『山科の別れ』。赤穂浪士の討入準備を助けていた天野屋利兵衛が役人に捉えられ、拷問にかけられる『天野屋利兵衛』。 さらに大石内蔵助が亡君の妻・瑤泉院に暇乞いに出向く『南部坂雪の別れ』の四題を、真山一郎と二葉百合子が語る。
　歌謡浪曲でも知られる真山と二葉だが、本作では見事な浪曲を楽しませてくれる。

浪曲・忠臣蔵　収録内容

• 浪曲　天野屋利兵衛

  【 二葉百合子 】　仇討の支度を進める赤穂藩所縁の商人・天野屋利兵衛だが、役人に捉えられ、拷問にかけられる。さらに七歳の息子も捕えられ・・・。【詞章つき】

• 浪曲　南部坂雪の別れ　『忠臣蔵・雪月二枚屏風』より

  【 初代・真山一郎 】　仇討を控えた大石内蔵助は亡君の妻・瑤泉院に暇乞いに訪れるが、吉良の間者と思われし者がおり、一計を案ずるのだった。【詞章つき】

• 浪曲　刃傷松の廊下　『忠臣蔵・雪月二枚屏風』より

  【 初代・真山一郎 】　吉良上野介の度重なる奸計により恥をかかされた浅野内匠頭は、怒りを抑えきれず、儀式直前、前代未聞の凶行に及ぶ・・・。【詞章つき】

• 浪曲　山科の別れ（おかる）

  【 二葉百合子 】　山科で妾のおかると過ごす大石内蔵助だが、終に旅立ちの日を迎える。別れに際し、おかるはお腹の子供のため、内蔵助にお願いをする。【詞章つき】