(輸入盤MG17-60004-2)ギュンター・ヴァント・バーゼル交響楽団/ストラヴィンスキー組曲｢プルチネルラ｣・ブラームス交響曲第二番他

ギュンター・ヴァント・バーゼル交響楽団 /ストラヴィンスキー組曲｢プルチネルラ｣ ブラームス交響曲第二番 モーツァルト　セレナータ・ノットゥルナ 1975年11月バーゼル・ライヴ 音盤初顔合わせとなるヴァントVSバーゼル響のライヴです。 ヴァントは長らくスイス在住でしたがご当地ライヴは初。75年というとまだブルックナー全集を完成させる前、N響への客演前といういわば巨匠への道の前哨戦とも言える時期です。イキイキとしたモーツァルト。そしてストラヴィンスキーの｢プルチネルラ｣は活動晩年にはレパートリーから外してしまいましたが、この時代の得意曲。贅肉を削ぎ落した造形で刺激的な音を駆使した名演。ブラームスもスポーティな中にも第二楽章ではねっとりと歌われたりとタダものではない輝きに満ちております。自宅庭での雄姿はスイスの大写真家ヘルゲ・テレン氏によるものでヴァントが持つ狂気が良く現れております。スイス放送による優秀な名録音。日本が世界に誇るフォーマットであるUHQCDであることも注目の名演です。