「安易に信じる事なかれ」

悪徳商法にひっかからないために・・

病的健康指向  世の中にはまことに多種多様な”趣味”というものがあります。

 他に理解されなくとも自らの信念に基づいてある物事を追求する・・・ハマればハマるほど深〜い独自世界が広がるのであります。

 筆者が奇異に思うもののひとつに”健康”というものを趣味にしておられる御仁があります。

 そもそも趣味というものは活力をよみがえらせるために人それぞれが嗜好するものを指すので少々意味が違うかも知れませんが、奇異な趣味というからには常人が健康に気を遣うのをはるかに超越した、いわば”病的健康指向”とでも云えるほどハマっておられる御仁があります。 
 筆者が扱う商品は青果物なので、これに限定した健康指向的拒否反応を列挙すると、農薬使用の有無、防腐剤処理の有無、鮮度保持用塗布材使用の有無、その他薬品使用の有無、というところかと思われます。

 このように、病的健康指向の御仁が必ず気にされる部分が正体不明の薬品処理なのであります。
果物
 例えば輸入柑橘類に処理されているオルトフェニルフェノール、チアベンダゾール等の物質は防黴剤として使用されておりますが、日本の厳しい残留農薬試験に合格したものだけが通常流通ルートに乗り、店頭に並べられ販売されているのであります。

 残留農薬試験において、検体総量に対する残留農薬量は質量比で表されるのでありますが、厚生労働省が定める安全基準とは、一生涯毎食対象とするものを採りつづけた場合、人体による自然浄化機能と照らし合わせ、体内に蓄積される限界数値よりもはるかに低い値を安全基準値として提示しているので、それほど目くじらをたてて拒絶するほどのものではございません。

 これは体内に採り入れずとも、我々それらを扱う者がなんら影響を受けていない現実がそこにあります。

 それよりも、都会の雑踏の中をうろうろすることのほうがはるかに危険であることを彼らは解っているのでしょうか?
ガソリン燃焼による窒素酸化物  古い建築物からはアスベスト、ディーゼル車の煤煙、ガソリン燃焼による窒素酸化物、空気感染の可能性がある様々な病原菌・・・雑踏は危険が一杯です。

 本来なら、彼らが雑踏へ出向くときは防毒マスク、いやいや、宇宙服のように外部と完全に遮断されるような体裁をとるべきかと思います。
 つい最近、活性酸素は老化には一切関与しないとか云う内容の発表がありました。

 15分以上連続運動しなければ脂肪燃焼開始が行われない・・というのも間違いであるし、魚類に多く含まれアタマが良くなるとされているDHAは加熱により分解するという話もありました。

 いくら科学が発達しているとは云え、人体で行われている超難解化学変化は解明されていない部分も多く、世の中に云われていることがどこまで当たっているのかは神のみぞ知るところでしょうか。
人体で行われている超難解化学変化
イワシの頭も信心から  事は神懸かり、そう、信じる者は救われる世界がここにあるのであります。

 古来より「イワシの頭も信心から」というコトバがありますが、人はなにか信じるモノ(それがたとえツマラナイ物であっても)があれば力が湧いてくるものであることを端的に表現しております。

 さすがにイワシの頭を信仰対象とする御仁には会ったことはありませんが、実態のないものを信仰するような少々ウサンクサイものよりも、最近”科学”を信仰対象とする動きが少なからずあるようです。
 以前から病的健康指向者にはタマラナイような謳い文句で怪しげな商品を売りつけんとする業者があります。

 科学的に意味不可解な効果を大々的に宣伝し、やたら高額な商品を売りつける・・・

 一種の詐欺とも思えますが、なぜか実際に効果があったとかいうような話を聞くこともあります。
怪しげな商品を売りつけんとする業者
非論理的高額健康布団の使用を始めた者  その昔、とある非論理的高額健康布団の使用を始めた者曰く「前から体調悪かったけど、これしばらく使こてたら調子良ぅなってきてな・・・」

 へぇ〜〜。そんなもんかいな〜。

 たまたま自然治癒力により回復するのとタイミングが合っただけではないのか?

 しかし「これのオカゲや」と、一歩も引く気配なし。
 それやったらそんでええがな。良かったな!

 「あんたも使いなはれ。値段はそこそこするけど、絶対損あらへん!」

 薦めるなよ!そんなもんいらん!

 「買え〜〜〜」

 いらん!っちゅ〜ねん!
いらん!っちゅ〜ねん!
科学の力恐るべし!  これは信仰の効果以外なにものでもないと思われます。

 彼は信じることによって救われたのです。

 ちなみに彼は上記の御仁ほどの病的健康指向者ではありませんが、その彼をしてそこまで信じ込ませるとは、科学の力恐るべし!

 おりしも、次世紀ナントカ研究所とかいう組織がクローズアップされ「独自開発の細菌で真実の健康を身につけられる。」などと宣伝し、健康食品らしきものを高額で販売してたりします。
 以前、いわゆるマルチ商法で手を広げんとする健康グッズ販売者の話を聞かされたことがありました。

 なにやら効きそうな感じの瓶入り食品を取り出し「これをアナタが販売することにより当社指定の方法でアナタに金銭が支払われます。」

 なるほど。自らが宣伝販売することによる金儲けか。
なにやら効きそうな感じの瓶入り食品
 しかし、そんなワケワカラン物の効果を誰が信用するねん?

 「○○が含有されており△△に効果があって、続けることによってさらに多くの効果があります。」

 はぁ〜〜。○○が△△に効果がある?そんなん初耳や。

 それにしても高い!なんでや?

 「テレビや雑誌で宣伝する分を紹介者へのマージンに回してますので・・・」

 ふ〜〜ん。マスメディアで紹介するほうが遙かに多くの販売を見込めるし、そうなると商品1個あたりに必要となる宣伝経費も少のうなって安う市販でけるのんちゃうん?
マルチ商法  「この方法は紹介者が儲けられて、しかもこの商品の使用者も儲けられて、且つ、皆健康になる。そして皆幸せになることが目的で・・・」

 しかしマルチ商法の常で、販売経路ツリー構造の上部に居る者は確かに大儲けかも知れんが、末端の者はタダ出費あるのみやんけ。

 というやりとりが2時間ほど続きましたが、商品そのものの説明が不可解であったこととマルチ商法の構造そのものが気にいらんので、「ヤメときまっさ。」で終了。
 ここで特筆するべきは、マルチ商法という名称をネットビジネスと改称して説明されること。

 またそれがこのさき発展するということを通商産業省の名を出して解説されること。

 薬事法がどーのこーのとか、我々を信じ込ませるような話が延々と続くのであります。

 あ〜解ったワカッタ!そんなエエもんやったらあんたら勝手に食うといたらええんやがな!ワシはそんなんいらん!ってなもんです。
 根拠が不明確なカガクは信用するに価せず!

 ましてや神仏と同列の信仰対象にするなど、これぞ神仏への冒涜である!!

 中には病的宗教カブレな御仁もありますが、在る意味そっちのほうが健康的かも知れませんな。
黒or白
京都・錦の果物屋
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