夢紀行


今回は京都を離れてぶらり旅

 昨年9月、台風による豪雨で奥羽本線(福島〜新庄)間が運休となり、急遽旅行途中で予定を変更したため、今年は再度秋の宮温泉郷と駅舎と隣り合わせにある温泉「ほっとゆだ」を訪ねることとしました。


 出発は9月10日の深夜零時1分京都発電車急行「きたぐに」新潟行きです。福井、金沢、高岡、富山はまったく夢の中で、気が付くと糸魚川で数人の乗客が慌ただしく下車して行きました。われわれの降りる終着駅まではまだ時間があるのでまどろんでいる内、定刻に新潟駅に到着しました。


 次に乗る列車の米沢行きはホームが異なるため2番線で列車の入線を待ちます。白新線経由快速「べにばな」は5分遅れで新潟を後に収穫真近の越後平野の水田地帯を北上、坂町で後続の特急「いなほ」を見送りローカル米坂線へと入って行きます。
 この路線もほとんどの駅は無人で途中磐梯朝日国立公園の飯豊山地をトンネルで通過すると駅名の頭が越後から羽前に変わり山形県に入ったことを知ります。今泉で私鉄のフラワーラインを見送り米沢に着き、奥羽本線の各停で山形へ向かいました。


 ホームで慌ただしく昼食をとり今度は山形新幹線で新庄へ。ホームには開通10周年を記念してか温泉新幹線の旗が何本も釣り下げられ賑やかです。約50分で新庄に着きました。われわれが向かう秋の宮温泉は横掘駅から羽後バスで30分栗駒山国定公園の西にあるひなびた温泉郷です。今夜の宿は国道から少しはなれた稲住温泉で作家の武者小路実篤の定宿でもあり、敷地が広く庭の散策にもこと欠きません。



 翌日は横堀駅より快速「こまくさ」で雪のかまくらで有名な横手へ、ここから奥羽山脈を越えるローカルで途中駅「ほっとゆだ」で下車しましたがラッキーなことに今週末に走るSL列車「錦秋湖」号の試運転に出会いました。ピカピカに磨かれた機関車D51のドラフトの響きに感動し、駅舎と隣り合わせの温泉に浸って次列車を待つことにしました。

 この温泉の浴室の側面には信号機が設置してあり列車の接近時間に合わせ青・黄・赤のライトが点灯する仕組みになっていました。東北本線の北上から南下、仙台の「たなばた」より中身が濃いと言われている一ノ関で再度の乗換えです。

 やがて松島海岸が見え隠れ塩釜を過ぎると東北新幹線の高架が迫り間もなく仙台到着です。夕方のラッシュの中、少し早目に仙台空港へ、手土産を買って18時20分発ANA740便に乗り込みました.

 山のひなびた温泉の露天風呂から見た満天の星空、幸運のSLとの出会いなど今回のたびは多くの思い出を残してくれました。


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