きも いり
肝煎の心得・京都の心得
 地縁血縁はどこの社会にもあるのですが京都のような古(いにしえ)よりの町ではもちろん、いろいろなお祭りや行事などでその「おつきあい」はあるわけです。特に京都は外から見るとステレオタイプに例の「京都のお茶漬け」の件とか、言葉の裏読みをしないといけないとか、なるほど難しい側面ばかり強調されがちなのです。
 もちろんその形態はさまざまなかたちで残っていて「よそもの」のみなさまにはそれが閉鎖的に写るのでしょうが、ネイテイブな人間でもやはりはじめは「よそもの」ですよ。やれ閉鎖的たとかネガティブな面が強調されがちです。
 もちろん、物事には両面あって「よい面」だって数多くあります。

 ご多分に漏れず、私の町内も高齢化と個人の価値観の変化でそのような「おつきあい」も変遷してきていますが、夏の地蔵盆は唯一残った町内の一大行事です。
 私も子供ころは暑中休暇の最後を飾る行事で祇園祭や大文字よりも楽しみにていたのですが、年を重ねて「サービス」を供給する側に回ると「京都」らしい側面がみえてなかなか興味深いです。
 参加した時の印象は、なにかきわめて「済済粛粛」と物事が進む印象と、驚くことに、一応町内会長なる人はいるのですが、もちろん毎年のことで、もうすでに何十回となく同じことの繰り返しで各自役割をわかっていますから、会の肝要な部分などは、「ほな、そんなんで・・」てなぐあいに、ほんの十数分で終わってしまいます。

 後は景品を何にするかとか、どこのだれがどうしたとか、スノッブ話題も続きます。
 その後驚くのは実際の飾りつけや仕度などですが、誰が決めたわけでもないのに各自の役割が決まっていることです。 
 わたしも一番初めにしたことをその後3年くらい同じことを同じ時間にやっています、決してだれかにこれやってくれと言われたわけでないのですが、実に自然に段取りよく体が動くようになります。
 京都はよく祭りや伝統行事が多い街だって言いますよね、それも何百年も続くものも多いし、祇園祭なんかはその典型ですよね、まあ、スケールは違いますが多分そんな感じなんでしょうね。

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しみじみと京情緒
 祇園・吉今
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