「象牙のお箸」についての話


                               潟Aイブリ屋  店主 矢野三博
 「アイブリ屋」というちょっと変わった名前の私どもの店では、創業当時の昭和20年に四条小橋で商いを始めてから、ずーっと、象牙製品を扱っています。私自身は、京都では、俗に言う、「ゴクつぶしの三代目」です。
本象牙「七福神」
本象牙「七福神」
※画像をクリックして頂くと「七福神」が、ご覧いただけます
 象牙とは、皆さんご存知だと思いますが、アフリカ象の牙(きば)のことです。年数が経ち、使いこむほどに、独特の「あめ色」になっていくのが人工の製品にはない、象牙ならではの特長です。
 さて、記憶をたどり思い出せば、私が小学校の3年生か4年生だったと思うのですが、「お前も、もう、一人前の大人や!今日から、象牙の箸を持たしてやる!!」と父に言われて初めて、象牙のお箸を使うようになりました。
 それまでは、祖父母、父母そして私の4歳年上の姉は象牙のお箸を使っていましたが、私だけが、竹とか塗りのお箸で食べていたように記憶しています。象牙のお箸を持つ事は、我が家では、大き「象牙のお箸」な意味があったのだと思います。

 現在42歳となった私が、30年以上前に使っていた初めての象牙のお箸は、今も、お昼のお弁当を食べる時に使っています。

 象牙のお箸は、一生使えて当たり前!何代にもわたって使える素晴らしいものだと声を大にして皆様に伝えたいと思います。

 二本目の象牙のお箸は、私が25歳で結婚したときに、妻とお揃えの「夫婦箸」を父母からお祝いとしてもらったものです。このお箸は、私も妻も、現在使っているものです。

 夫婦での食事の 〜朝食や夕食〜 さまざまなシーンをこのお箸は知っているんだと、今、この文を書きながら思います。 (^.^)エヘへ
 さて、現在、私には、高校2年生と、中学2年生の二人の娘がいるのですが、やはり、それぞれが小学校に入学するくらいの時に、それぞれ、象牙のお箸を持たせました。
 世の多くの父親と同じように、私も、娘には、結構、弱くて今まで、怒鳴り散らしたり、たたいたりした事もなく、甘やかせて育ててきました。

 けれども、次女が言うのには、一度、思いっきり怒られて、たたかれた事があるというのです。
それは、お箸をカチカチ鳴らしてぶつけて、折ってしまったときでした。自分でも、無意識に、子供の手を、思いっきりたたいたのを覚えています。「大切に使いなさい!!」といいたかったのです。

 このように折れてしまうのは後にも先にもこれ一度きりしか知りません。先ほども、言いましたが、一生どころか何代にも渡り、使えるのがこの「象牙のお箸」です。
 この頃、なんでもかんでも、簡単に捨てたり、買い替えるご時世ですが、愛着を持って、一生付き合える品というのも、いいものですよ。
本象牙「雷神(らいじん)」
本象牙「雷神(らいじん)」
 象牙の輸入を取り巻く、ワシントン条約や環境問題からの話は、次回、「よもやま話」にてじっくりと書きたいと思います。






 長い時間、つまらない、思い出話に、お付き合いいただき、ありがとうございました。
 
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潟Aイブリ屋
潟Aイブリ屋
〒600−8011
京都市下京区四条通小橋東入 橋本町111
               (アイブリ屋ビル2階)
      AM11:00〜PM7:00(無休)
TEL.075-221-0653
FAX.075-241-3067

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