ふぐ毒について。

ぼちぼちフグのシーズンですネ。

皆様はフグをどのようにして食べておられますか?ふぐ刺し(てっさ)フグ鍋(てっちり)から揚げ 焼きフグ 白子焼き
 皮(てっぴ)こんなとこでしょうか

 

淡白であっさりとした旨味がなんとも言えませんネ。

フグといえばやっぱり王様は「とらふぐ」でしょう。それも天然物ですよ!

今年の相場はキロ2万円ぐらいするでしよう。養殖物も産地によっては天然物に代わらない物も作ってるんですが。どうしても身自体が水っぽいです。
  トラフグ尻鰭が白いです                       白いのがトラフグです

フグは食いたし命は惜しし この言葉のとおりフグには毒が有るのです。
テトロドトキシン(TTX)です。これの主な症状は麻痺で、食後二十分から二時間で症状が現れます。まずは唇、舌先が痺れてきて、手足の先にその頃に頭痛、腹痛を伴い歩行困難に、そして呼吸困難に到ります。発病から九時間持ちこたえると症状は回復します。後遺症は無いです。実の所筆者も肝を少量舐めた事が有ります、暫らくしたら舌先が痺れてきました。(絶対にやらないで下さい)
この毒も産卵時期が一番強力になるのです。つまり二月頃が、でもその頃が一番美味しいのですが。
じゃぁフグの毒は何処から来るのでしょうか?今の所はまだハッキリとしたは解からないのですが,孵化してから暫らくしたフグの稚魚には毒は無いのです。そのフグを水槽で人工餌で育てたのと、養殖場で育てたのでは、水槽のフグには毒が無かったのです。つまり海中の自然の餌の中からその毒を蓄積するのでしょう?カニや巻貝や海藻の中にある毒を。

尻鰭が黒いのがカラスフグ→

じゃぁ何故フグは毒を持つのでしょう?フグは体型から早く泳げないのです、それに敵に会うと体を膨らませて威嚇します、その時に体表から毒を放出するのです、つまり威嚇とともに忌避させるのでしょう。それに卵巣に毒が多い事から種族維持の為でもあるのでしょう。その毒ですが中国では吐血薬や乳腺炎に効果があるとされていて、末期癌の痛み止めにも利用されてるといいます。

まだ記憶に有ると思いますが坂東三津五郎さんのフグ中毒死があります、その年の京都のフグ料理店は閑古鳥が鳴いてました。ある一軒の店によって出された肝の為に!そのような事の無いようにお客様が安心してフグを食されるようにがんばって行きたいと思います。

尚ここに書いたフグはとらふぐの事でフグによってはすべてが毒で食せないのもございますので素人調理はなるべくなさらない方が良いかと。  

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