お鍋の雑学

読んで得するお鍋の雑学

お手入れ方法や、賢い使い方など
どうぞご参考にしてください

普段なにげなく使っているお鍋、皆様の台所にも最低5種類以上のお鍋があるとおもいます。ステン鍋・アルミ鍋・鉄鍋・土鍋・石鍋・ホーロー鍋・耐熱ガラス鍋・ステンとアルミ(鉄)の多層鍋等‥使われる用途によって使われる材質も多様です。

台所の必需品ですが、なかなか主役にはなれないお鍋。その中から、今回は扱い易く一番普及しているアルミのお鍋を取り上げてみたいと思います。

アルミ鍋とアルマイト鍋って同じものなの?


アルミは空気中にさらすと、表面に薄い酸化皮膜をつくります。

この皮膜はアルミの表面を保護し、腐食を防ぐ働きをします。

この皮膜を、人工的に厚くしたものがアルマイトです。アルマイトは、アルミそのものの表面を酸化させたもので、メッキのように異種の金属を付着させるものとは違います。つまりアルマイトは、硬く、腐食しにくい性質を持っています。

普段皆様がお使いの鍋は表面をアルマイト加工したものが大半です。
一方レストランの厨房で使われるような業務用の鍋は、たわしでゴシゴシ洗ったり、ラフに扱われる事が多いのでアルマイト加工していない生地(アルミ地)のものがほとんどです。

このように、お鍋の表面を保護しているアルマイトですが、扱い方をまちがえるとお鍋の寿命を縮める事になってしまいます。

アルマイトを長持ちさせるためには、ズバリ使わないのが一番(?)ですが、そんな事は言ってられませんので次の事を守ってください。
長くお使いいただくために

●空炊きをしないでください。

●酢・重曹等の酸性またはアルカリ性のものの使用はなるべく避けてください

●腐食防止の為、長時間(めやすとしては一昼夜以上)にわたり調理物をいれたままにしないでください。

● お手入れには、スチールたわし、アルカリ洗剤、クレンザーを使用しないでください。

●表面をキズつけ、腐食の原因となります。スポンジに中性洗剤をつけてよく洗ってください。

●腐食防止のために、ご使用後(洗浄後)は十分に水を切って下さい。

余談ですが、当店にお鍋を買いに来られるお客様の多くは、空炊きをしてお鍋の中を真っ黒にされた方が大半です。空炊きには十分気を付けてください
一口メモ
アルマイトは世界に誇る日本の発明




アルマイト加工は、大正13年に、日本の理化学研究所の植木・宮田の両氏により発明されました。

「アルマイト」の名称も日本でつけられたものです。
アルマイトは世界に広まり、加工方法も様々な手法が開発されています。
アルミ鍋に関して皆様からいただく質問のうち、代表的な物を1つとりあげました

Q.アルミの鍋を使用していたら、中が黒くなってしまいました。なぜでしょうか?そのまま使っていて大丈夫でしょうか?また、どうしたらきれいにできますか?


アルミ鍋の内部が黒くなる現象を、黒変化現象といわれています。
黒くなる原因は、アルミニウムと水が反応を起こし、水酸化アルミをつくって表面に付着することが主な原因です。この物質が、また水の中のミネラル分と複雑な作用をしてアルミニウムの表面に固着し、黒く見えるのです。

このように、水や調理物に含まれる成分によるものですから、人体への影響を心配する必要はありません。安心してご使用ください。
アルマイトの製品でも、次のような場合に黒変化が起こる場合があります。

水を継ぎ足しながら、ストーブなどで長時間使用したため、水質がアルカリ性になり、アルマイトが徐々に損傷を受けた。
→安全のためにも、絶対にストーブの上では使用しないでください。

酢などの酸性が強いもの、こんにゃくなどのアルカリ性が強い食品を調理したため、アルマイトが損傷した。
→調理後はきれいに洗って、十分に水を切ってください。

内面をスチールたわしでこするなどしたため、アルマイトが損傷した。
→スポンジたわしを使用してください。


これらの方法では完全にとれない場合もあります。
人体への影響は心配ないので、そのままお使いいただけますが、どうしてもきれいにしたい場合は、クレンザーやスチールタワシで落とす事ができます。

ただし、この方法を使った場合、腐食を起こしやすくなります。

また、黒変化を落とした後は、再び黒変化しやすいので、米の「とぎ汁」をいれて10〜15分煮沸します。そうしていただくと、表面に薄い皮膜ができて黒変化が起こりにくくなります。
お鍋も扱い方によっては、非常に長く使えます。お鍋も値段の高いものは、厚みもありアルマイトの加工もしっかりしていますので、後々のことを考えると値段の高い物を買っておくのが得策です。

参考/ アルミ調理器具ガイド(軽金属製品協会発行)

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