くらしの中の陰陽
−今も日本に息づく3000年の歴史− 
 神社仏閣の狛犬や仁王様、これにもわけがある
 神社やお宮さんへ行けば狛犬(こまいぬ)やキツネさんが入り口にいます。お寺では仁王さんがいらっしゃるところがあります。
 「さてわたしたちが神社やお寺の入り口の前に立ち、本殿や本堂へ向かったとき、左右のどちらの狛犬やキツネ、仁王の口が開き、どちらが口を閉じているでしょうか?」
 答えは、正面に向かって右手側が口を開け、左が口を閉じています。
神社・神宮は神道、お寺は仏教なのに、この向きは同じなのです。
 詳しい理由をご存知の方はいらっしゃいませんか?
 わたしが習ったところでは、本殿の御神体や、本殿の仏さまの右手側が陽性で収縮の
性ですから口を閉じ、左手側は拡散の陰性ですから口を
開けているです。
開けた口のアと閉じたウンでアウンの呼吸。

昔、京都市内は中国の都をモデルにつくられました。
当時の中国では天子さまが中心でした。「天子南面」と天子は南に向かって座りまし
た。玉座です。玉座は南へ向かい、天子の右手側が陽の
性で収縮、左手側が陰の性で拡散。京都御所の中心から南へ向かって左京区と右京区
のゆえんです。
        天子さまの背後を守るのが北面の武士です。背中から討たれては困ります。この北面
の武士が負けると「敗北」なんちゃって?ホント。

「医食同源」食べ物の陰と陽
「陰陽」というと、とかく古い考えと思われがちですが、われわれ現代社会の人間の
中にも連綿と受け継がれているものです。
わたしは、自然食品を仕事としています。わたしどもの、その人に合う食べ物の判断
は、陰陽を基としています。酸性、アルカリ性食品ではなく、アク気と塩気のバラン
スです。
わたしども食べ物の陰陽はムスビの考え方です。

そんな話を身内でしていたら、福岡県から京都へ来た大学生は「わたしは長い間、右
大文字が左大文字だと思っていました。だって京大は左
京区じゃないですか。左京区にあれば左大文字で、。右大文字とは思いませんよ」
だって。

次回は、食べ物についてもう少し詳しくお話しましょうか。
それではまたの機会をお楽しみに。
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株式会社ポケット 萩原孝一

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