--文化の都、京都--
「京都」といえば世界的にも通じる日本の文化都市です。古きもの、神社仏閣、伝統文化など「いにしえ」を連想される方も少なくないかと思われます。ですが、最新のテクノロジーや研究機関などが集まり、また、デザイン、流行なども兼ね備えていることは見逃されがちです。
そもそも日本において京都が「文化」の都といわれるようになったのは江戸時代からでそれまでは、政治、文化、宗教の全てにおいて京都が日本の中心であったわけです。昨年のNHK大河ドラマであったように、江戸に幕府が開かれ、武家による政治統制により、天皇家を中心とした公家社会は「文化」の役割をになうことになりました。それは「禁中ならびに公家諸法度」や「紫衣事件」などにいわれる専横的武家による支配であったにもかかわらず、まちがいなく”文化の都”として成果を収めています。後水尾上皇を中心としたいわゆる”寛永サロン”がその役割を果たしたといわれています。そこではそれまで武家の文化だった茶道、立花まで取り込み昇華させています。
すなわち、京都は文化、芸術に関わらず、新しいもの、与えられた環境をうまくとりこみ、あたかも自分たちのものとして吸収することにたけているのです。
祇園祭の山鉾の「見返り」の部分には大きなペルシャ絨毯が飾られています。祇園祭は一種の「万国博覧会」でもありました。いまでも織物にかかわる工芸デザインから、LSIにいたるまで先進的な企業が集まっています。
そこで昨今はやりの「IT革命」はどうでしょう?テクノロジーと文化の都・京都、一見相容れなそうにみえることの2つの流れは、われわれ京都でITに関わる者から見たとき、非常に大きな流れとして一体となり動き始めたようにおもいます。それはわれわれ技術者が取り組みのではなく、いわゆる京都という町がITもまた文化として吸収し自分たちのものにしていこうとしています。それは「官主導」ではなく、町衆の文化であり、住んでいるひと、訪れる人、そこで働く人の文化なのです。
この「きょうとウェルカム」もそういった京都の町衆の集まりともいえます。このインターネットショッピングモールはほかのどこにもないかたちの、”商店街、組合”がみずから立ち上げ運営しているサイトなのです。自ら企画し、勉強し、講習会まで開いて立ち上げました。システムの構築についてはわたしどもがお手伝いしましたが、店主自らデジカメをもち、パソコンに向かって自分のお店をネット上にも開店する、楽しみながら作業されておられます。この機会にパソコンを購入して始められた商店さんもいらっしゃいます。通販サイトの構築のみならず、自前のメイル環境、商店街、商店ごとのホームページ、相互連絡用のグループウェア環境など、企業顔負けのIT革命が今、商店街内に広がっています。
さらには、最近話題の「ビジネスモデル特許」にまで商店街として取り組んでいます。中小の商店の物流に関わるコストを一括処理することで全体のコストダウンを図りました。この特許出願に付いては私どももお手伝いさせていただいたのですが、弊社の社内でも「よい例」の出願例として注目されました。その出願内容もさることながら、これは他に例を見ない「商店街のビジネスモデル」です。
昨今の報道に多く見られる「IT」という用語ですが、先進企業や片仮名のベンチャー企業のみの話ではなく、身近なお店でもこういった取り組みで実現されるもので決して難解な、わけのわからない世界のお話ではないのですね。
きょうとウェルカム」はそういった意味で、身近な商店街の「ITに対する取り組みかた」をわれわれに見せてくれています。これからさらにいろんな仕掛けで私たちを楽しませてくれることと思います。
世界的なブランドでもある「きょうと」はこれからITの世界でも「文化」の中心地として発展していくことと思います。皆さん、これから”注目”ですよ。

オムロンソフトウェア株式会社

拡業推進室 田中郁生


弊社は”きょうとウェルカム”のお手伝いをしております」

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