「たかが黒豆、されどクロマメ、あーくろまめ」

意外と簡単?おせち料理作り

「手間がかかる」「材料をそろえるのが大変」とおせち料理を手作りする人は少なくなってきた今日この頃です。でも、一の重に入れる黒豆、数の子、田作りなどは、材料もシンプルです。新年を迎えるお祝いの気持ちを込めて、2-3品手作りしてみてはいかがでしょうか。
1)黒豆 「まめ(健康)に暮らせるように」

 「ふっくらやわらかく煮る」のが最大のポイントであり、難関なところ。沸騰させすぎたり、噴きこぼしたりすると豆が割れたり 煮る時間を短くして仕上げようとするとしわが寄り、固くなってしまいます。
 また、出来上がったものを急に冷やしてもしわが寄ってしまう、という非常にやっかいなものです。
 でも従来、家庭で作る場合は、しわを寄せることをためらわず、しかも固めに仕上げる家が多かったのです。
 それは、「しわが寄るまで髪の色は黒々と」という不老長寿にあやかったようです。
 ですが、最近のおせちの黒豆は「ふっくら、つるつる」が主流。 なんと、ふっくらやわらかく仕上げるには4、5日前からとりかからないと、間に合わない・・・
 水につけて一晩かけて戻したり、何時間も煮込んだり。
 根気と手間のかかる、おせち料理の中でも代表的な存在です。

今回のレッスンでは、一晩水につけて戻して、4時間煮込むという、これでもできるだけ時間がかからない方法で、 難関の黒豆にチャレンジします。
 材料をそろえるのはとても簡単なので、ぜひ一度作ってみてください。
<基本料理レッスン>
クロマメ(乾燥200g)は米のとぎ汁に一晩浸けて戻す。(最低12時間は浸けておきたい)12時間浸しておくと、大きく膨らんだ状態になっている。流水で洗って、米のとぎ汁成分を洗い流して、ザルにあげる。


調味料(砂糖:200g、濃口醤油:大さじ2)に水1.5リットルを合わせて鍋に入 れ、
1の戻したクロマメを入れて、落としぶたをし、火にかける。沸騰するまでは 強火にし、沸騰すれば、弱火にする。


  
<ココがポイント>
2が沸騰したら、さらにふたをして、密封状態に近い形でコトコト4時間かけて煮る。途中、火加減には気をつけて、常に軽く沸騰している状態で煮ること。(ちょっと大変かな)


4時間たてば、火を止めて、そのまま完全に冷まして、味を見る。好みの柔らかさになっていれば、出来上がり!ですが、さらに柔らかくしたい場合はもう少し煮ましょう! 

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<アレンジ料理>
 苦労して作った黒豆。最後までおいしく食べたいですね。目先を変えてデザートを作ってみましょう。
 ■黒豆ゼリー
   (材料:4人分)
    ・黒豆(煮た物)・・・20粒(30g)
    ・パールアガー(寒天を粉状にしたようなもの)・・・15g
    ・グラニュー糖・・・35g
    ・熱湯・・・200cc 
   
    (ラップ・輪ゴム)    

  (作り方)
1 ボールにパールアガー・グラニュー糖をよく混ぜる。
2 1に熱湯を加え泡立てない様に混ぜ器にラップを広げて4つに分け黒豆を 加える。
3 2茶巾絞りにして、輪ゴムで止め冷やし固める。
4 3が固まればラップをはずして器に盛り付ける
2)数の子 「子宝に恵まれるように。子孫繁栄を願う」 

 
 ニシンの卵。カズノコという呼び名はニシンの別名である「カドの子」がなまったもので卵の数が多いことにも由来する、縁起物です。

<基本料理レッスン>
 数の子(80g)は一晩水につけて塩抜きし、薄皮を和布巾で取り除いて一口大に切る。
 酒(大さじ3)と淡口しょうゆ(大さじ11/2)を合わせたものに1時間漬け込む。
 削りがつおをまぶして 完成!

<アレンジ料理>
 カズノコって苦手な人もいますよね。「食感がダメ」「においがイヤ」 (※テレビ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」食わず嫌い王選手権で、 ボクシングの畑山さんの嫌いなものも確か「カズノコ」だったはず。)
 そんな方のために、マヨネーズで和えたメニューをご紹介。
 お歳暮など箱詰めでもらったとき、「食べきれない」「飽きた!」ときのお助けメニューです。
 これなら大丈夫?かな。

お酒のあてに!GOODです。
■数の子のしょうゆマヨネーズ和え
  (材料:4人分)
    ・数の子・・・4本
    ・ラディッシュ・・・6個
    ・かいわれ菜・・・1/2束
    ・小蕪・・・2個
    ・塩・・・少々
   調味料
    ・マヨネーズ・・・45g
    ・濃口醤油・・・小さじ1
    ・七味唐辛子・・・適量     
  
  (作り方)
1数の子は薄皮をむき、水にさらして塩気を抜く。
2ディッシュは輪切りにする。
3小蕪は皮をむいてすり卸し、ザルにとり、薄塩をして水気を充分に取る。
4かいわれ菜は根元を切り落として水洗いし、長さを半分に切る 
5ボールにマヨネーズ・濃口醤油・好みで七味唐辛子を合わせ1.2.3.4を混ぜ合わせ 、器 に盛る。
  
    ※七味唐辛子の代わりにわさびを入れてもオイシイ。
     小蕪がなければ大根でもいいけれど、小蕪のほうが苦味が少ない。
3)田作り「豊作を願う縁起物」


 材料のごまめは、かたくちいわしの稚魚を干したもので、田畑の肥料にし、作物を実らせることから「田作り」と言う名前がつきました。
 日持ちするので、おせち料理だけでなく、日頃の食卓にもお勧めです。カルシウム不足も一気に補える一品です。 

<基本料理レッスン>
ごまめ(20g)はフライパンで、弱火で焦げないようにカリッとするまで煎り、お皿などに
取り出しておく。


タカの爪(1/2本)は種を取り除き、輪切りにする。


フライパンに調味料(酒:40cc、砂糖:大さじ2、淡口醤油:大さじ2)を入れて
煮詰まれば、火を止めて1のごまめ・タカの爪を加え手早くからめる。


サラダ油を薄く塗ったバットに広げて冷ます。(重ならないように、広げて冷ますと 、
くっつかず扱いやすくなる。)

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意外と簡単にできそうな気がしてきませんか?
全て作るとなると大変なので、買ってきたものと上手く組み合わせて、
オリジナルおせち作りを楽しんでください。
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